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2019-06-18 12:00

季節はずれの蛍 2

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蛍の光
こんにちは夢希です(*゚∀゚*)

毎日のように通る彼の実家はいつもと変わらずだった。

不仲だと言っていた彼の父親は

彼の何十年か先を見ているような方だった。

彼の母親は華奢な方だが

しばらく会わない間にゲッソリ痩せていた。

「夢希さん来てくれてありがとう。」

私を見るなり泣いた。

彼の気持ち

Yが幼い頃 住んでいた実家…

こんな形で来るなんて…

なんだか夢の中にいるような感覚だった。

泣きながら階段を上って行く彼の両親を不思議な気持ちでぼんやり見ていた。

「ここにYがいるの。きっと喜ぶね…」

と部屋に通される。

扉を開けるとお線香の香りがした。

ドクンドクンと心臓の音と息苦しさ

沢山の白いお花に囲まれて

Yは写真の中ではにかんだ笑顔でいた。

Yは小さな白い骨壷になってた。

私は立っていられなくなりその場で声を上げて泣き崩れた。

次から次から止まらない涙とお線香の香り…現実なんだ。

もう二度と会えないんだ。

どうして?なんで?

私は彼が亡くなってからこの時はじめて大泣きました。

白い骨壷を抱きしめただただ泣き続けた。

いつだって大丈夫って笑っていたのに。

一緒に頑張ってこうって約束したのに。

ふわりと風が吹き(そんなに泣かないで悲しまないでいつも側にいるよ。)そう彼の声が聞こえた。

優しい優しい彼の声が聞こえた。

愛情


泣き疲れた頃 彼の母親はこんな話をしてくれた。

彼が大事にしていたゴエモン(柴犬)を夜 散歩に連れて行くと普段は大人しいゴエモンが凄い勢いでリードを引っ張り…
あまりに突然でリードを離してしまった。

ゴエモンは尻尾をすごい振ってキュンキュン鳴いて走り…

その先に蛍が一匹だけフワリフワリと光を放ち飛んでいた。

水辺もないし季節的にもまだ早い時期に蛍…不思議だった。

ゴエモンはその蛍を見てすごく喜んでいた。

Yがいるんだなってそう思ったと…

その日は月命日で私の所にもYが来た日だった。

彼は普段から口は悪いがとても思いやりのある優しい人だった。

病気が発覚した時も本当は誰より不安なのに明るく

「死んだらお前に会いに行ってやるな。幽霊になって(*゚∀゚*)」

私はそんなYに必死で泣くのを我慢して

「怖いのは嫌やわ!わかりやすく登場してよ!どーせならかわいらしく挨拶に来てよね!(*゚∀゚*)」

なんて話していた。

彼の母親と上記のようなやり取りをした話をしながら

(可愛らしく挨拶しに来て)

なんて話してたな…

そう思い出していた。

蛍か…

儚いけど懸命に生きた彼らしいな…


回想

そして彼の母親は彼が生まれてからの思い出話しをはじめた。

途中で彼が実は野球少年だったと話し出した…

少し中性的な彼に野球は似合わなさ過ぎて笑ってしまった。

あれ?

そう言えば知り合いが野球少年の変な話ししてたな…

そう言えば…

見た夢の言葉とさっきの言葉が同じ…

「お母さん、Yの野球やってた写真あります?」

「あるわよ(●´ω`●)ちっちゃかったし可愛かったの!見て。」

息が止まりそうにびっくりした。

知人が説明していたユニホームの色に野球帽にイニシャル…

そしてそこには周りより小さな笑顔のちっちゃい彼がいた。

「可愛い…」

私は泣きながら笑ってしまった。

本当に可愛いかった。

私が眠れないから他の人の夢に出てきたの?

私がこうやって泣くの知ってたから心配で先に伝えに来たの?

可愛くって言ったから可愛い時代に変身して伝えに来てくれたの?

いつまでも気が付かないし…

会いに来ないから分かりやすく会いに来てくれたの?

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彼は最後の最後まで私をそして家族を大切にしてくれていた。

その深い愛に涙が止まらなかった。

蛍のように短い命を懸命に儚くとも大切に生きた彼。

桜が舞う時期…

そして蛍の時期…

私は思います。

好きな人と一緒にいられる(当たり前の時間)は本当は最高に最高に幸せな奇跡かもしれないな…と。

だからいつだって笑顔でいよう。

当たり前をいつも奇跡だと感謝しよう

いつも彼が側で応援してくれてるから…。

このコラムを書いた占い師

夢希先生 ムツキ
夢希先生
緊張を解きほぐしてくれる優しいお言葉を選び、親友のような感覚で相談することの出来る先生です。フワリとした言霊のなかに鋭く研ぎ澄まされた霊聴を交えて、確かなアドバイスをくださいます。
悩み暗く沈んだ気持を晴れさせる不思議な夢希先生。
癒しやプラスのエネルギーが不足していると感じたとき、是非ご相談ください。

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