占い師インタビュー
先生方の占い師になったきっかけやエピソードを突撃取材
梨々愛先生
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占い師になった理由は?「占い」との出会いは何ですか?
出雲のスピリチュアルな家系に生まれ育ったため、加持祈祷は日常茶飯事でした。
そして、占いは、それら「高次のエネルギーとつながり、メッセージを受け取る行為」の一つとして物心ついたときにはすでにそばにありました。
小学生の頃は、西洋占星術やタロットなど、欧米の占いに興味をもち、多くの本を読んで勉強していました。
その後、趣味として占いをしていましたが、イベントなどに出演しているうちにプロの占い師となり、15年以上が経ちました。
大学生の頃に、霊能力者の方に「いずれあなたも私のように他人様のいろんなことを視て伝えることになるよ」
と言われ、「スピリチュアルな世界とは距離を置きたい」と様々なお仕事をしましたが、気がついたら実現していました。
また、姉も、一旦はスピリチュアルな環境と距離を置いていたのが、今ではプロの占い師として活動しています。
一旦は現実社会を見て回ってからスピリチュアルな世界に帰ってきたのはとても意義があったと思います。 -
ご自身のことを占いますか?
はい。占います。
まず、数秘術は、毎年・毎月の運勢の波を読み、周囲の方々や新しく出会った方々とより良い関係を築くのに欠かせない便利なツールです。
そして、お客様からの相談にも使用する様々なカードで、その時時の状況や人々の心理などを読み解き、日々の生活や決断事に生かしています。
自分や家族に関するメッセージを降ろす際には、感情をニュートラルな状態にするのですが、降ってきたメッセージに驚いたり、不思議な感覚を覚えるときも多く、「占いは深いなあ‥」と改めて思います。 -
得意なご相談内容は何ですか?
・恋愛:「お相手と、さらに仲を深めていくにはどうしたらよいか?」ということについて、「作戦会議」をさせていただいております。
お相手の思考・スタイルを読み解いたうえで「相手の気持ち」についてメッセージを降ろしていきます。
すると、その方の心にアプローチしていく道筋が見えてくるのです。
・お仕事:運気の波や、職業の適性、職場の人間関係などを読み解き、「いかに、よりよい関係が築けるか」「仕事運がアップするコツとは」ということをお話させていただきます。
・ご家族:「子どもをどう育てていけばいいのか?」と悩む親御様は少なくありません。
なぜなら、お子さんが親御さんに対して気づきやメッセージをもたらすためにこの世にやってきているからです。
ただ、どんな親子関係であっても、共通しているのは「愛」です。
お子さまがもたらそうとしているメッセージはなにか?を読み解くこと、ほんの少しのことに気づくことで、親子関係が一層深くなり、またお子さまの可能性もぐんと伸ばして差し上げることができるようになります。 -
鑑定スタイルやこだわりを教えてください。
■スタイルについて
・「将来〜という出来事が起こります」と一方的に「予言」することは致しません。
まず、「どうなりたいか」「どんな未来を引き寄せたいか」を伺い、いかにその理想地点にたどり着けるのか、お話しいたします。
・私は過去生で巫女や巫女的な役割をしていたことが多かったため、ご相談のテーマについて対話していると、次々とメッセージが脳裏にひらめいたり、自動的に口からこぼれてきます。
時に、一見ご相談とは関係なさそうなキーワードや地名などが降ってきますが、それが問題の本質であることが少なくありませんので「〜というメッセージが降ってきていますがどうお感じですか?」と伺うようにしています。
■こだわり
メッセージを降ろし始めると、次々お伝えしたいメッセージがあふれてきます。
それをなるべく余すところなくお伝えしたいので、よく「マシンガントーク」と言われます。
また、 ざわついていた心やモヤモヤしていた心がすっきりするように、お話しながら「氣」をお送りしています。 -
占いに必要な情報は?相手の生年月日が分からなくても大丈夫ですか?
・お名前・ニックネーム・仮名でも結構です。
・お誕生日(西暦)‥お誕生日には、その方の過去生の記憶やこの世でのメインテーマがこめられています。
また、お相手のお誕生を読み解くことで、その方の思考パターンや取扱説明書などをお伝えすることができます。
もしお相手のお誕生日がわからない場合は、カードや、対話を通じて降ってきたメッセージをもとに鑑定させていただきます。 -
占い師になってよかったと思うエピソードを教えてください。
・新しく出会う方に「職業は占い師です」と申し上げると、ほぼもれなく喜ばれます。
とくにお悩みが無いという方でも、ご家族やパートナーさん、お友達など周囲の方々との関係性について数分お話しした際に「実は、相手に対して理解できないことがあったのですが、腑に落ちました!」
「子供のことで悩んでいましたが、どう対応すればいいかヒントが見えました!」とおっしゃっていただきます。
そんなとき「コツコツと占いの勉強をしたり、経験を積んできたことが他人様のお役に立ててよかった!」と思います。
・先の見えない恋愛をなさっている方からは、何度もお電話をいただくことが多くなります。
最初はとてもネガティブで不安いっぱい、「どうして良いかわからない」とおっしゃっていた方がお相手の思考やご自分の真の思いなどに気づき始め、次第にお言葉に力強さがでてきました。
そして「相手の方に、思っていることをしっかり伝えたら、通じました」等とうれしい報告をいただくことができました。
なにより嬉しかったのは「精一杯、この恋をがんばってよかったです」とおっしゃったことです。
どんな方でも、常に万全ではありません。
辛い時、今は願ってもどうにもならないことでも、私との対話を杖になさっていただけたらと思います。