占い師インタビュー
先生方の占い師になったきっかけやエピソードを突撃取材
イトウ 真斗先生
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占い師になった理由は?「占い」との出会いは何ですか?
子供の頃から霊感があり、幽霊が見えたりしていたので、自然と占いや魔術に興味を持つようになりました。
タロットカードと出会ったのは、10代の頃で、当時から的中率は高かったのでプロの占い師になることも考えたのですが、会社員の道を選び、そちらの仕事が忙しかったため、占いは知人と紹介だけに限定して細々とやっていました。
一つには、当時知り合った霊能者の人に、当たりすぎる占いは危険だから、コントロールできるようになるまで公開は控えるようにと指摘されたこともあります。
ただ、数多くの占い師、霊能師の人に、プロになるべきだと言われ続けており、その中の特に能力の高い数人に、いつかその日が来たら腹をくくって占い師として世に出る事になる、と予言されていました。
数年前に、そのタイミングが来たという感触があり、ようやく解禁した次第です。 -
ご自身のことを占いますか?
ごく稀に占うことがありますが、基本的には自分のことは占いません。
占っても、自分で理解していることが出るだけで、具体的な指針が出たり、大きく運命を変えるきっかけをくれたりはしないので、あまり役に立たないのです。
よく「他人のことがそんなにわかるなら、自分自身に迷いはないだろう」と言われてしまいますが、そんなことはなくて、悩んで迷ってばかりです。
でも、そうだからこそ、迷い、悩むご相談者の方の気持ちも理解できるので、問題解決や良い未来への向かい方を一緒に考えられるのかなと思っています。 -
得意なご相談内容は何ですか?
私がよく相談されるのは、「恋愛」と「仕事」です。
特に恋愛に関しては、「ご縁がない」「腐れ縁が切れない」「不倫」「同性愛」「結婚」などなど多岐にわたる相談を受けていて、40年近く様々なケースを見ているので、かなり的確なアドバイスができると思っています。
仕事については、私自身がマーケティングの仕事を長くやっていたことや、経営学修士(MBA)を持っていることから、お仕事の内容を理解しやすいのと、雇用者・経営者どちらの目線でも観ることができるので、コンサルタント的なアドバイスも差し上げられることができ、これも私の強みかもしれません。
基本的に個人的な内容であれば、なんでも占いますが、逆に世相切りなどは苦手というかやらないことにしています。 -
鑑定スタイルやこだわりを教えてください。
基本的にはタロットカードを使って占います。ほとんどの場合は現在の状態とそれにつながる過去と未来、周囲の人々との関わり、ご本人の心の状態などを見ながら、現状の把握と来るべき未来を見ていきます。
また、必要に応じてスピリチャル回路を開き、上位存在のアドバイスや未来予知、ご本人が忘れている過去のことなどを紐解きながら、読み進めます。
私は占いは未来や過去を言い当てることではなく、その方の持つ心の傷や痛みを癒し、より良い未来へ進むにはどうしたらいいかをお伝えするものだと考えています。
良い未来なら、着実にそこへたどり着くための注意点や、やっておくべきことなどを、悪い未来なら、なぜそうなるか、そうならないためにはどうしたら良いか、などをお伝えします。
未来は確定したものではありません。悪い未来なら変えてしまえば良いのです。
ただ、未来を変えるのはご相談者ご本人がやるべき仕事であって、占い師や霊能師があまり干渉することは、長い目で見たときに、その方にとって良いことにならないと、私は考えています。 -
占いに必要な情報は?相手の生年月日が分からなくても大丈夫ですか?
ほとんどの場合は、ご相談内容さえいただければ、占いは可能です。お名前や生年月日などは必要ありません。
ただ、より詳細な情報やご相談者個人の方の情報があったほうが、より短時間で、より端的に、そして正確に占い結果をお伝えできますし、様々なアドバイスを差し上げられます。
例えば、「好きな人がいますが、その人とどうなるでしょうか?」という質問でも回答は可能ですが、本人と相手のご年齢、単なる片思いなのか、お付き合いがあるのか、何年くらいの関係なのか、ご自身は結婚したいのか、子供は欲しいのか、など様々なシチュエーションがあります。
これらを占い師が当てるのも、占いの楽しさではありますが、本当に悩みを解決したいのであれば、自分で知っていることは全てお伝えいただき、自分では分からない、判断できないことを聞いていただく方が、効率的で時間の無駄が省けると思います。 -
占い師になってよかったと思うエピソードを教えてください。
私の占いによって救れた、と言ってもらえることが何度かあり、その時はとても嬉しかったですし、やっててよかったと思います。
「救い」にも色々あって、占いによって危機を回避できたというケースや、良い出会いに恵まれて幸せな結婚へ向かったケースもありますが、今現在の状況として、悩みすぎてもはや悩みの根幹が分からなくなっていたり、虚勢を張ることに慣れすぎて自分を見失っていたりという状況を解決へ導けたというようなケースがあります。
スピリチャルのメッセージとカウンセリング的なアプローチを合わせて、原因を探すと、多くの人は泣くだけ泣いて、涙をボロボロこぼした後に、スッキリして次へと歩けるようになります。
相談者の方の声のトーンや顔色が明らかに変わって、前向きになったのを感じるときに、占い師をやっていてよかったなと思います。