占い師インタビュー
先生方の占い師になったきっかけやエピソードを突撃取材
千代正先生
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占い師になった理由は?「占い」との出会いは何ですか?
ボクにとって占いとは、調子に乗った言い方をすれば《アートとインスピレーション》です。
デザインから感じとるイメージと直感が大切。
日頃の鑑定でメインに使うのは『エネルギーアート』と呼ばれる様々なデザインの描かれたカードで、タロットカードは補助的に用います。
幼少期から人や物を見た時・特別な感情が湧き起こった時。自分では説明できない独特の絵や模様が頭に流れ込んできて、意味も分からずそれを紙に描き殴っていました。
学生時代、友達の家の柱に勝手に描き殴って怒られた経験があり、その件はメチャクチャ反省しています。
成長するにつれ、頭に流れ込んでくる絵にはボクなりの意味がある事に気付き始め、その内に描いた絵から様々な意図を感じ取る様になりました。
コレがボクにとっての《占いの原型》との出会いです。
対面鑑定では、相談者さんにカードへ触れて頂く事でイメージの鮮明化が出来るので絵を描いたりはしませんが、電話鑑定では姿が見えずカードにも触れて頂けない分、今でもカード鑑定と共に描いた絵を使い、より鮮明なイメージをお伝えしています。 -
ご自身のことを占いますか?
自分に対してカードは使いません。
元来、自分が何者なのか一番よく分かりませんし。
コレはこうするべき、アレはああやるべき、と色々カードが示してくれたとて、ボクはきっとその通りになんて出来ない人間だとも思っています。
ボクがとても大切にしているのが、《何の根拠も無い直感・嬉しいと思うかどうか・頭に流れ込んできた絵や模様に対する感情》。
それさえ意識して生きていれば、まぁ大概はうまくいきます。メチャクチャ嫌な事もたまには起こりますが、その出来事さえ結果的には自分の為になってくれるので。
あとは、欠陥だらけのボクの周りにはそれを助けてくれる人達が必ずいてくれる。感謝しかありません。
前世のボクは何か良い事をしたのかもしれませんね、ありがとう(笑)
ボクにとって、やはり占いは相談者さんに対して用いるものですね。
悩みを一緒に解決出来た時の嬉しさは、また格別ですから。 -
得意なご相談内容は何ですか?
人間関係です。
やはりその中でも断トツで多いのが恋愛。
幸せだけど漠然とした不安を抱くカップル。長年片想いを患ってる方。好きな相手が既婚者。どぷどぷの不倫。驚愕の年齢差。パートナーへの疑問、戸惑う性癖。同性愛における様々な想い。
まだまだ、ココに書く事をためらう種類のお悩みも沢山あると思います。
あとは家庭内や職場における人間関係のお悩みも多いですね。
言いにくい事や人に知られたくない事は、誰にでもあると思います。
でも、いざ覚悟を決めて話してみれば本当に楽になれるし、聴く側はあなたが思っているほど驚きませんよ。
そのお悩み。一緒に解決した時の開放感と喜びを、ぜひ分かち合いたいものです。乾杯!! -
鑑定スタイルやこだわりを教えてください。
電話鑑定ではエネルギーのカードとタロットカードを組み合わせた占術と、お話を聴きながら描いた絵や模様を感じながら鑑定していきます。
対面鑑定ではお客さんにカードを委ねる事で鑑定結果にイメージが反映しますが、電話鑑定では電話越しに相談者さんから感じたモノを描く事でイメージを反映していきます。
結果、対面鑑定と全く同等の鑑定結果が導き出せるので、ボクにとってこのスタイルは必須です。 -
占いに必要な情報は?相手の生年月日が分からなくても大丈夫ですか?
ボクの鑑定方法では、名前や生年月日等の情報は必要ありません。
相談者さんとお相手の方をよりイメージしやすくするちょっとした質問はしますが、決まってこの情報が知りたい!みたいな事もありません。
最低限の情報しか無くてもその時点で流れ込むイメージをお伝えしますし、より鮮明な情報を頂ければイメージもより深く掘り下げられるという感じです。
お相手の個人情報も必要無いので、気軽にお話して下さいね。 -
占い師になってよかったと思うエピソードを教えてください。
ボクは昔から感受性が強過ぎて、すごく生きにくかった。
でも今思えば、疎ましく思っていたその感受性こそが、カードからイメージを受け取り、頭に流れ込んだモノを絵に描き出す能力の元になっているんです。
人って、驚くほど簡単にすれ違います。
ある女の子が、好きな男の子のLINEが素っ気ないから諦めた方が良いか聞いてきたので、きっとキミのLINEの方が輪をかけて素っ気ないハズだと伝えました。
蓋を開けてみると実際彼女が送っていたLINEはごくシンプルでした。自分だけ気があると思われるのが恥ずかしくて。
素直な気持ちを送る様にアドバイスすると、4日後に付き合えましたと報告に来てくれました。
また、ある同棲中の女性は、彼にいつ結婚してくれるのか急かし過ぎて、彼が別れを残して消えてしまったと泣きながら飛び込んできました。
LINEを10個送ってもまだ未読だと。ボクは、未読のLINEを1つづつ順番に送信取り消ししていく様に言いました。
そしたら途中で既読がつくから、既読がついたら『もう急かさないよ、気持ち押し付けてゴメンなさい。落ち着いたら連絡くれるの待ってるね』という気持ちを自分の言葉で送るんだよ、と。
それから2ヶ月で2人は結ばれて、今度は嬉し涙で報告に来てくれました。
本人達には気付けないすれ違いの軌道修正を、そっとお手伝い出来た嬉しいお話。