占いを正しく使えば人生はもっと楽しくなる

■今の未来と時間が経過した未来は変わる

占い師は魔法使いではありませんし、予言者でもありません。

占術で読み解く未来をお伝えすることはできても、
それは「今」の状態からみたときの未来であって、
凡そ3週間周期で変化する状況によって未来も変化します。

3週間では何も変わらないと思われるかもしれませんが、3週間あれば変化は必ずあります。
ただ、その変化に気付くか気付かないかという違いはあります。
気付くくらいの大きな変化なのか、注意深く観察していないと気付かないような些細な変化なのか、
それは人ぞれぞれといっていいでしょう。

Aさんが気付くことと、Bさんが気付くことは違うということです。

Aさんが当然のように気付くことをBさんは全く気付かないことがあり、
そうして、その逆もまた当然ですが、あるのです。

日々は常に変化しています。
誰もが知っているように、同じような一日であっても、昨日と全く同じではありません。
その変化の積み重ねが3週間あれば見えてくるというわけですね。

大きな変化ばかり追い求めていると、
些細な変化に気付くことができずに思考や感情がマイナスへと膨らんでいってしまいます。

勿論、変化にはその人にとって、良いこともあれば、そうでないこともあります。

何年も変わらないということはありません。
変化は起き続けているものです。
その変化を見ようとしているかどうかなのです。

■占い師の役割

よく人は変わらないといいますが、
その人を構成している過去という歴史を変えることはできないという意味なのですね。
ですから、その人の未来に「何か」があって、その影響で変化することは充分にあり得ることです。
ただし、これはその人の中で起こる出来事ですから、他者が変えようとして変わるものではありません。
そういった意味で、意図的に人が人を変えることはできません。

自分の都合のいいようにはならないということです。

夫婦であっても、親兄弟、姉妹であっても、友人であっても、同じです。
人を変えることはできません。
その人自身が変わろうと思うような出来事と遭遇するか、
変化せざるを得ない状況になるか、何にせよ、他者をコントロールすることはできないわけです。

例えば、縁結びや復縁などで、そのご縁を強めるために施術したとします。
施術したからといって何もしなければ何も起こりません。
自分を変える努力をしたり、自分と向き合うことをしてみたり、
お相手にとっての自分を気にし過ぎて自分をきちんと表現できているかどうか、
また、どんなお相手であっても受け入れる体制を整えているかどうか、自分ができることはたくさんあります。そういった行動力は占い師では何ともできません。

エネルギーワークでグラウディング力を高め、
土台を強くすることで行動力をサポートすることはできるでしょう。
しかし、その施術を受けて、自分の変化を受け入れ、
少しずつ変化していることに気付けるようにならなければ、
いくら施術を受けても「何も変わらない」という、うつむいた心を癒すことはできないのです。

立ち上がれないとしゃがみ込むことが悪いことではありません。
気が済むまでしゃがみ込んでいてもいいのです。
ただ、立ち上がりたくなったら、周囲にあるいろんなモノを使ってみてください。
杖でも壁でも椅子でも机でもドアノブでも何でも構いません。
手を伸ばしてみてください。 

占い師はそういう、杖や壁です。

立ち上がるためのツールです。

踏み出すための支えとなるモノのひとつなのです。

■占い師からのアドバイス

自分の人生は誰のものでもありません。
自分自身のものです。
前に進むために上手く利用してみてくださいね。
上手く利用することで、普段の痛みや苦しみが緩和でき、歩むことができるでしょう。
苦しみのない人生などありませんが、幸福感のない人生もまたありません。

少しでも多くの幸福感をえら得るよう、自分を変化させながら楽しんでくださいね。

あなたの生命力や魂はいつでも輝けます。